サン・ライフホールディング <7040> (JQS)は、10月1日に、単独株式移転の方法により、株式会社サン・ライフの完全親会社として設立され、東京証券取引所JASDAQ市場に上場した。
 
 「ライフステージ全般の事柄について、地域の皆様が充実した生活を送れるよう貢献する」を基本理念に、昭和8年に仏具・葬祭・造花店「サカエヤ」として創業して以来、70年余にわたって各種の事業を展開。現在では、冠婚葬祭のみならず情報、福祉、教育、文化など各方面へ事業を広げている。
 
 ホテル事業では、顧客のニーズに合ったサービスを拡充し、感動のセレモニーの実現などに挑戦しているほか、SNS広告の強化、フォトウェディング販売の強化にも取り組んでいる。本社のある平塚市周辺には鎌倉の鶴岡八幡宮、江ノ島の江島神社、箱根神社、八王子には高尾山というように、パワースポットが集中しており、フォトウェディングのニーズを取り込むことで、宿泊やパーティー需要の獲得につなげている。
 
 式典事業では、葬儀件数が増える一方、会葬者が減ることで葬儀1件あたりの売上高が下がることが予想されことを踏まえ、戦略的な新規出店を強化するとともに、葬儀のニーズに沿った体制作りをしているほか、これまでの葬儀の常識を再点検して、顧客の真のニーズを掘り起こしている。
 
 介護その他事業は、売上高10億円を超え、グループの3本柱のひとつに成長している。今後も積極的なM&Aに取り組む一方で、周辺事業の拡充も図る方針。生前・事前相談、法律相談、さらには入居時のハウスクリーニングや改修など開拓が遅れている分野の強化を目指すほか、外国人労働者の受け入れ準備も進めている。
 
 11月9日前場引け後に上場廃止となった子会社(株式会社サン・ライフ)が発表した、今2019年3月期第2四半期業績実績は、売上高58億3100万円(前年同期比7.8%増)、営業利益3億0200万円(同0.3%増)、経常利益3億5600万円(同10.8%減)、純利益4億1400万円(同58.1%増)に着地した。
 
 ホテル事業では、多様な婚礼ニーズに対応するため、SNS・WEB広告を推進、婚礼施行組数は増加し、売上高は9億7000万円(同1.7%増)。式典事業では、生前相談会、施設見学会、フェスタ開催等、顧客とのコミュニケーションを深める活動を推進、「サン・ライフ ファミリーホール大和」、「サン・ライフ ファミリーホール小田原」の開設、前期開設斎場の順調な稼働もあり葬儀件数は増加し、売上高は40億4600万円(同6.9%増)。介護事業では、介護サービス利用者の増加とサービス品質向上に注力、住宅型有料老人ホーム「クローバーライフ厚木」を譲受け、売上高は6億7200万円(同27.5%増)。その他事業では、売上高は1億4200万円(同0.8%減)だった。式典事業の新規開設費用と介護事業の事業譲受費用の増加があったため、営業微増益。前期計上の匿名組合清算益がなくなったことから経常減益となったが、税金資産の計上により法人税等調整額が減少し、純利益増益となった。
 
 今19年3月期業績予想は、株式会社サン・ライフが本年5月9日付で公表した通り、売上高123億2000万円、営業利益8億4000万円、経常利益8億9000万円、純利益12億円を見込む。年間配当予想は、期末一括16円を予定している。なお、第2四半期末における配当については、株式会社サン・ライフが本年5月9日付で公表した1株当たり15円に変更はない。株式会社サン・ライフの優待については、従来通り19年6月30日まで利用できる。また、株式会社サン・ライフホールディングスの株主優待については、従来の株式会社サン・ライフと同等の優待を予定しているが、正式に決まり次第速やかに明らかにする予定。
 
 株価は、上場初日の10月1日に1000円で寄付いた後、同17日高値1033円と上昇。31日安値970円と下げてモミ合いとなっている。ホテル事業では、多様な婚礼ニーズに対応するため、SNS・WEB広告を推進、婚礼施行組数は増加しているが、来年は新元号1年目で婚礼は急増との期待感がある。今期予想PER5倍台と割安感があり、配当利回り3.2%と利回り妙味もソコソコあり、980円どころが下値として意識されており、中長期的な視点で底値買いを考えたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)