アクセスグループ・ホールディングス <7042> (JQS)は、11月6日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。同社グループは、「人と社会をベストな未来に導くために、心の通うメディアとコミュニケーションの場を創造する」ことを理念とし、生活の充実に関わる「プロモーション事業」、社会活動の源泉となる「人材採用広報事業」、社会の繁栄に不可欠な教育機関を支える「学校広報事業」の3事業をビジネスフィールドとして、広報戦略から運営支援に至るまで、様々な形で顧客の支援をしている。
 
 プロモーション事業では、企業・法人の販売促進活動をサポートしている。各種販促物の制作から、WEB関連の制作やプロモーション、メディア取次ぎ、イベントの企画開催などを行っている。具体的には、クライアントに対して、クリエイティブ(DM・パンフレット・Webサイト・サンプリング等の販促物)の制作・印刷・発送代行を中心に、クライアントの業界に適した効果的なプロモーション手法を提案する企画営業を展開し、業務を受託している。
 
 採用広報事業では、大学を新卒で卒業する学生や若年層の転職希望者に対してクライアント企業の採用情報を提供するとともに、合同企業説明会やセミナー等の開催を行うことで、クライアント企業から広告・出展収入を得るサービスを行っている。また、クライアント企業の会社案内等の企画制作や、採用活動に関する業務代行のサービス、人材紹介も行っているほか、「働き方」まで視野を広げ、官公庁からの受託実績も増加している。
 
 学校広報事業では、教育機関の学生募集に関わる広報業務の総合的なサポートを展開している。外国人留学生や日本人受験生向けの合同進学説明会の開催やWebサイト上での情報提供を通じて、クライアント校から出展・広告収入を得るサービスを行っている。また、Web・パンフレット等による学校案内の企画制作、オープンキャンパス等の事務局運営代行、各種業務代行、Web出願システム等の学校運営支援業務の提供も行っている。
 
 前2018年9月期第3四半期業績実績は、売上高36億8400万円、営業利益2億9300万円、経常利益2億8400万円、純利益1億8100万円に着地。プロモーション事業でケーブルテレビ分野や旅行分野、外食分野が堅調に推移する一方で、広告代理店分野や自動車販売分野、公的機関分野は軟調。採用広報事業では、採用広報解禁日(3月1日)以前のイベントや大規模合同企業説明会に対する需要が伸長したほか、個別案件も好調に推移。学校広報事業では、外国人留学生分野や個別案件が堅調に推移したが、販管費が想定より増加した。
 
 前18年9月期業績予想は、売上高45億9800万円(前の期比2.1%増)、営業利益1億9800万円(同21.2%増)、経常利益1億8100万円(同18.8%増)、純利益1億0700万円(同11.9%減)を見込む。上場で調達した資金は外国人留学生関連ビジネスの拡大などに充てる計画。年間配当は、期末一括24.8円を予定している。
 
 株価は、上場2日目となる11月7日に公開価格1340円の2.6倍相当の3500円で初値をつけ、同日高値3740円と買い進まれた後、同8日安値2950円と売られている。留学生向けの進学支援の拡充に対する期待が高まるほか、サービス業界からはアルバイト情報の引き合いも増えているようだ。配当性向は20%強だが、配当性向30%を目指したいとしており、11月14日に予定される9月期本決算の発表は市場の関心を集めそうだ。決算発表前に換金売りを吸収し、ここから下値を固めるか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)