米中間選挙は、大方の予想通りに上院を与党・共和党が維持し、下院は野党・民主党が奪回した。「ねじれ議会」によってトランプ大統領の大胆な政策が実行しにくくなるとの見方などから、大勢判明後はドルが弱含む展開となったが、ドル/円は113円を割り込むと押し目買いが入り、113円台半ばに値を戻してクローズした。本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)による政策発表を控えて、米2年債利回りが約10年ぶりに一時2.96%台に上昇しており、日米金利差がドル/円の下値を支えたと考えられる。

 本日のFOMCでは政策変更こそない見込みだが、粛々と利上げやバランスシートの縮小を進める姿勢を維持すると見られる。FOMC声明に12月利上げを示唆する文言があればなおの事、米長期金利とドルを一段と押し上げる公算が大きい。ドル/円は本日の東京市場でも113円台半ばから後半で底堅く推移しており、米長期金利の水準に鑑みれば、さらなる上値余地がありそうに見える。FOMC後の金利水準次第では、年初来高値114.55円前後の更新を視野に入れた展開となってもおかしくなさそうだ。ただ、長期金利の上昇をきっかけに米国株が値崩れを起こし、ドル/円も高値圏から反落したのは記憶に新しい。今回もFOMC声明発表後の金利と株の変動には注意を払っておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)