今夜の米中間選挙を控え、ドル円は小動き。113円台前半で推移し、値幅も13銭程度と、ほぼ無風状態ユーロドルはそれなりに値幅は出たものの、1.14を挟む展開は変わらず。1.1353まで売られる場面もあったが1.14台に押し戻される。株式市場はまちまち。ダウは大きく反発し190ドル高で引けたものの、ナスダックは28ポイント下落。債券相場は反発。前日3.2%台に乗せた長期金利は3.19%台まで低下。金は小幅ながら続落し、原油価格も6日続落。

 
10月ISM非製造業景況指数     →  60.3

ドル/円113.21 ~ 113.34
ユーロ/ドル1.1353~ 1.1424
ユーロ/円 128.59 ~ 129.32
NYダウ +190.87 → 25,461.70ドル
GOLD -1.00 →1,232.30ドル 
WTI -0.04  →63.10ドル 
米10年国債 -0.015 → 3.197%

本日の注目イベント

豪   RBA、キャッシュターゲット
欧   ユーロ圏10月総合PMI(改定値)
欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)
欧   ユーロ圏9月生産者物価指数
加   カナダ9月建設許可件数

  
 動きの鈍いドル円は、今夜から始まる中間選挙を控えて、さらに動きが限定されNY市場では113円台前半での狭いレンジ内で推移しました。発表された経済指標も、前月よりは悪化したものの予想を上回り、材料にはならず、いよいよ今夜から投票の始まる中間選挙の結果をにらんだ動きになろうかと思います。

 今回の選挙は有権者の関心も高く、4日午前の時点ではすでに3440万人が期日前投票を済ませており、この勢いでいくと、2014年の期日前投票2720万票を上回り、約4000万票に達すると予想されています。

 有権者を投票所に向かわせているのは「良いにつけ、悪いにつけ、ドナルド・トランプ氏、ただ一つだ」とブルームバーグは伝えています。選挙戦は、民主党有利の中、共和党が猛追しており、その差はかなり縮小しているようです。

 トランプ大統領が先週後半から大統領専用機を駆使し、積極的に激戦区を回って支持を訴えている姿がテレビで報道されていますが、相変わらず過激な言葉を使って聴衆の関心を集めようとしています。

 今回の選挙では、共和党が現議席数を維持できるかどうかも問われますが、ここまで2年間のトランプ大統領自身に対する「審判」でもあります。共和党支持者と民主党支持者がこぜり合いをしているシーンも報道され、今後米国が二分されるのではないかとの懸念も、現実味を帯びているように見えます。

 昨日から上海で始まった「第1回中国国際輸入博覧会」で、習近平主席が基調演説を行いました。今月下旬にはG20に合わせて「米中首脳会談」が行われることになっており、その際に、米中貿易戦争に歯止めがかかり、何らかの合意がなされると思惑から為替も株価も乱高下しています。それだけに、今回習主席がどのような発言をするのか注目されていましたが、習主席は、今後15年間に40兆ドル(約4500兆円)分の物とサービスを輸入すると表明し、今後中国はさらにグローバル化を進め、輸入関税を引き下げ、国内消費を拡大していくと述べました。同時に、トランプ政権による対中関税措置を暗に批判する形で、「近隣窮乏化の慣行は世界的停滞につながる」と主張しました。

 113円台で推移しているドル円ですが、仮に今夜の選挙で共和党が下院でも過半数を維持するような結果になれば、ドル円は114円台を回復する可能性もありそうです。下院での共和党過半数維持は、2020年のトランプ大統領再選にもつながります。

 今回のトランプ氏の遊説先でも「もう6年、もう6年」という支持者からの声もかなり聞こえました。2016年11月の大統領選や同年6月のBrexitの例もあります。あまり先入観に囚われずに臨むことが重要です。

本日のレンジは112円70銭~113円80銭程度を予想します。

 都合により7日(水)と8日(木)のアナリストレポートはお休みとさせていただきます。読者の皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)