為替相場では、チャート上に長く伸びた下ヒゲが反発のきっかけとなるケースは多い。長い下ヒゲは、安値から大きく切り返してクローズした事を示すため、当然と言えば当然なのかもしれない。26日の豪ドル/円も、ほぼ1年ぶり安値の78.56円前後まで下落したのち79.34円前後に持ち直してクローズしており、日足(ロウソク足)には長い下ヒゲが確認できる。週明けの本日は、その「下ヒゲ」の効果からか79円台半ばへ上昇するなど堅調に推移している。欧米市場で株価が反発基調となれば、節目の80円ちょうど前後まで買われる可能性もありそうだ。

 もっとも、上海総合指数が2%超下落するなど、本日も中国株は冴えない展開だ。また、欧米株安の背景は企業決算の不冴えなどにもあるとされている。欧米市場でも株価の戻りが鈍ければ、「下ヒゲ」が神通力を失い、豪ドル/円が78円台に押し戻されるリスクも意識しておく必要があろう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)