昨日のドル/円は、荒れ模様の主要国株式市場を睨んで方向感が定まらなかった。日経平均株価が800円超下落する中で一時111.80円台に弱含んだが、112円割れでは底堅さを増し、上海総合指数がプラス圏に持ち直すと112円台前半を回復。その後、NYダウ平均が一時500ドル超反発すると112.60円台に強含んだが、112円台後半では上値が重くなり伸び悩んだ。111円台後半のサポートと112円台後半のレジスタンスのどちらが強いか(どちらに抜けるか)が今後のトレンドを左右しそうだが、株価睨みの展開では決着がつきにくいと見られる。
 なお、昨日7-9月期決算を発表したアマゾンやアルファベット(グーグル)の株価が、米株式市場引け後の時間外取引で急落している模様だ。引き続き株価の不安定な値動きが見込まれる中、ドル/円も方向感を欠く相場展開が続きそうだ。材料面では、NYタイムに発表される米7-9月期国内総生産(GDP)・速報値(21:30)が注目されよう。市場予想は前期比年率+3.3%となっており、堅調な伸びが見込まれている。なお、アトランタ連銀の予測モデル(GDP NOW)に基づくと+3.6%とさらに高めの伸びが見込まれている。
 本日の予想レンジ:111.700-112.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)