本日のカナダ中銀金融政策委員会では、政策金利を1.50%から1.75%に引き上げる公算が大きいと見られている。カナダ中銀は前回9月の声明で「政策委員会は、インフレ目標の達成には利上げが正当化されるとの見解を示しているが、最近のデータでこうした見方が裏付けられている」として追加利上げを示唆していた。金利デリバティブ市場は23日時点で0.25%利上げの確率を90%前後織り込んでおり、今回の利上げはほぼ確実な情勢だ。

 こうした中、カナダドル相場にとっては、次回以降の利上げに対するカナダ中銀のスタンスが重要となろう。先週19日に発表されたカナダ9月消費者物価指数が、前年比+2.2%、コア前年比+1.9%となり、8月(+2.8%、+2.0%)から鈍化した事や、足元で世界的株安や原油安など金融市場が不安定化している事から考えると、カナダ中銀の引締めスタンスがややトーンダウンしても不思議ではなさそうだ。これは、材料出尽くし売りが最も強まりやすいパターンであろう。もっとも、そうしたカナダ中銀ハト派化への警戒感もある程度は織り込み済みと考えられる。仮にカナダ中銀が強い引締めスタンスを改めて表明した場合は、より大きなサプライズとなるため、カナダドルの上昇も大きなものになりやすい。いずれにしても、今回のカナダ中銀金融政策委員会については、できるだけ予断を持たずに臨むべきだろう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)