カナダドル/円は、今月3日に89.20円台まで上昇して約8カ月ぶりの高値を更新したが、世界的に株価が変調をきたした4日以降は一転して下落基調となり、昨日は一時85.50円台まで下値を切り下げた。しかし昨日は、カナダ中銀発表の7-9月期企業景況感が前期から大きく上昇すると86.30円台に反発。来週行われるカナダ中銀理事会での利上げ期待がひときわ高まり、ショートカバーを誘発した模様だ。これにより日足チャート上には、85円台後半に下ヒゲを差し込んだロウソク足が3本並ぶ事になり、底入れムードを醸成している。

 その他、世界の株式市場が不安定ながらも徐々に落ち着きを取り戻しつつある事や、米国の制裁によるイランの生産減少観測で原油価格が強含んでいる事もカナダドル/円のサポート要因であろう。市場センチメントが再び悪化に向かわなければ、20日移動平均線が通る87.20円台や、直近の下げ幅の半値戻しにあたる87.40円前後をメドとして戻りを試す展開が期待できそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)