エーアイ <4388> (東マ)は、6月27日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、音声合成事業を行っている。自社で開発した音声合成エンジン「AITalk(エーアイトーク)」を搭載した製品、サービスを幅広い分野で展開している。
 
 「エーアイトーク」は、従来の機械音ではなく、人の声で合成する技術、コーパスベース音声合成方式を採用し、より人間らしく自然な音声で自由に音声合成をすることが可能な、高品質音声合成エンジンで、日本語話者は大人から子供まで男女17種類、言語の種類は36種類以上の豊富な音声ラインナップ、使用するシチュエーションや用途に合わせた喜怒哀楽の感情表現を実現し、芸能人や声優、自分の声でも短時間の収録で音声合成用データへの変換を可能にしている。
 
 10月9日大引け後に同社は、米国の音声・画像認識ソフトウエア会社のNuance Communications Inc(マサチューセッツ州)と技術提携すると発表した。Nuance Communications Incは幅広い言語の音声合成エンジンを開発し、展開してきた実績があり、最新の技術によって膨大な顧客基盤を構築している。同社と提携し、高品質日本語音声合成エンジンをNuance Communications Incの顧客に提供することにより、事業の拡大を目指す。
 
 今2019年3月期第2四半期業績予想は、売上高2億9300万円、営業利益3600万円、経常利益3600万円、純利益2500万円を見込む。
 
 今19年3月期業績予想は、売上高6億8000万円(前期比15.0%増)、営業利益1億6600万円(同13.1%増)、経常利益1億6600万円(同12.3%増)、純利益1億1500万円(同5.3%増)を見込む。年間配当は無配を予定している。
 
 株価は、6月28日につけた上場来高値4190円から8月22日の上場来安値1812円まで調整を挟んで10月10日高値3645円と上昇している。米国の音声・画像認識ソフトウエア会社との提携により市場の関心が高まっているうえ、音声合成エンジン「エーアイトーク」が、法人向け製品のライセンス提供、パッケージ販売、受託開発、法人向けサービス、コンシューマー向け製品のパッケージ販売が順調に推移しており、11月13日の第2四半期決算の発表に期待は持てる。ここから押し目買い優位に上値を試すか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)