イタリアの財政・債務問題への懸念が高まりつつある。先月27日に同国政府が示した2019年-2021年の経済財政計画は、財政赤字の国内総生産(GDP)比を各年とも2.4%とする内容であった。トリア財務相が示していた1.6%まではいかずとも、2%程度を見込んでいた市場にとってネガティブサプライズとなった。政府債務残高のGDP比率が欧州連合(EU)の中でギリシャに次いで高いイタリアの財政拡張計画は、格下げリスクを高める上にEUとの対立の火種になりかねないためだ。イタリア政府の計画は、今後予算案の形にまとめられて欧州委員会に提出されるが、財政規律違反が認められた場合には、差し戻される可能性もある。
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