ドル高の流れが続き、ドル円は113円71銭まで上昇。昨年12月以来のドル高水準を記録したが、引き続き動きは緩やかで下値を切り上げる展開。ユーロドルは朝方に1.1572前後まで売られたが、その後切り返す。1.1629まで買い戻されたことでユーロ円も132円台に乗せる。

 株式市場は小幅に続伸。ダウは18ドル上昇し、ナスダックも4ポイントながら上昇する。債券は続落。長期金利はやや上昇し、3.06%台に。金は反発。原油は続伸し、2カ月半ぶりに73ドル台に乗せる。


8月個人所得               → 0.3%
8月個人支出               → 0.3%
8月PCEコアデフレータ         → 2.0%
9月ミシガン大学消費者マインド(確定値) → 60.4
9月シカゴ購買部協会景気指数       → 100.1

ドル/円   113.31 ~ 113.71
ユーロ/ドル 1.1572 ~ 1.1629
ユーロ/円  131.18 ~ 132.03
NYダウ   +18.38 → 26,458.31ドル
GOLD   +8.80  → 1,196.20ドル
WTI    +1.13  → 73.25ドル
米10年国債 +0.009 → 3.061%


本日の注目イベント

日  7-9月期月日銀短観
欧  ユーロ圏9月製造業PMI(改定値)
欧  ユーロ圏8月失業率
英  英8月消費者信用残高
米  9月ISM製造業景況指数
米  9月自動車販売台数
米  ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
米  カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
米  ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演


 台風24号は日本列島各地で猛威を振るい、その影響が今朝も出ています。関東地方では朝からJR各線が始発から運休して、通勤に大きな影響を与えています。筆者も駅で電車の動き出すのを待ち、ようやく会社にたどり着いた状況でした。

 ドル円は引き続き堅調に推移し、先週末のNY市場では113円71銭までドルが買われ、昨年12月以来のドル高水準を記録しました。「一歩後退、2歩前進」という流れが続き、今朝も113円85銭前後まで上昇する場面があり、114円には手が届きそうです。

 市場参加者のセンチメントも、ここに来て急速に「ドルブル」に傾いてきており、この点はやや気になるところですが、そうかと言ってドルショートを振っても、切らされる展開が続いています。そろそろ高値警戒感があるものの、素直に付いて行くしかありません。今年最もドル高の水準をクリアしたドル円は、昨年11月9日の114円07銭やさらにその上では、11月6日の114円74銭という水準を意識します。上昇したとしても、スピードが極めて緩やかなため、すぐに114円レベルを回復することはないとしても、年内に115円を達成するという見方が強まって来たのも事実です。

 米国とカナダのNAFTA協議が合意に近いようです。ブルームバーグは複数の関係者の話として、両国の交渉は続いており、現時点では相違を克服できないような大きな問題は残っていないと、伝えています。メキシコとはすでに8月に合意ができていることから、カナダとの合意が成立すれば、3各国で「北米自由貿易協定」(NAFTA)が再び再構築されることになります。

 先の自民党総裁選で勝利した安倍首相は、明日にも新内閣を組閣する模様ですが、すでに多くの主要なポストで留任が決まっており、新鮮味はないでしょう。注目されるのは、景気刺激策を含めた「財政出動」の部分です。今朝の新聞では来年の消費税引き上げに伴う景気後退対策として、中小小売店での商品購入に、消費税引き上げ分である2%をポイントで還元するという案が検討されているようです。景気対策がサプライズにつながるようだと、株高を通じてドルが一段高になることも予想されます。安倍首相の「所信表明」も含めて、経済対策の部分には注目したいと思います。

 本日のドル円は114円台テストがありそうですが、仮に114円台に乗せたとしても、そのまま維持できるのかどうかが焦点です。予想レンジは113円20銭~114円10銭程度でしょうか。 (執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)