9月17日号の為替相場見通しの記事において、次のように予想しました。「短期チャート分析において複数の円安シグナルが点灯していることから、素直に、円安トレンドが継続すると予想したいです。具体的にどのあたりまで円安が進むか?これまでのレンジ相場において、相場エネルギーがそれなりに蓄積されています。先月下旬以降の111円前後の小さなレンジ相場に限っただけでも、少なくとも1ドル=113円~114円という円安ターゲットが算出されます。これはすなわち、今年の高値(113円台)に接近するだけでなく、年初来高値を更新する可能性も考えられます」。
 
 この予想が完璧に的中しました。先週末、まさにそのターゲットまで円安が進み、年初来高値を更新しました。この2週間で、最大値幅2円ほど、10万通貨あたり利益20万円も獲れたと思います。いや、1万通貨でも1千通貨でも構いません。今回少しでも買いトレードをして利益を獲得できた方は素晴らしいセンスをお持ちです。自分で自分を褒めてください。おめでとうございました!今回の円安トレンドについては、当初書きましたように、最大ではもう少し伸びる可能性もありますが、一応、目先の大きなターゲット(113円~114円)に到達しましたので、通常ならば、これまでの勢いが鈍化して、いくらか揺り戻しが入ることが想定されます。
 
 その通常通りの現象が起きているのがユーロ円。「円安(ユーロ高)が加速して、今年4月の高値あたり、すなわち133円へと伸びる可能性が高まりそうです」「円安(ユーロ高)が進行する可能性があり、具体的には133円あたりが短期的なメドとして浮上しています」。などと、先月は1ユーロ=133円まで上昇することを予想しました。9月21日以降、本当にその予想レート(133円)に到達。そしてまさに133円で上昇の勢いが止められて、月末は131円まで揺り戻しが入りました。
 
 トルコリラ円について。8月に最大1リラ=15円台へ暴落。その後は、ブログでは「二番底をつけて大きく反発に向かうシナリオ」を掲げてきました。実際、8月末~9月上旬にかけて16円台で二番底をつけて反発に向かっているようにも見えていますが、最大のポイントとして「18円台の壁」をブレイクできるかどうかを連日、読者の皆様と共に注目してきました。先週末の時点で18円台後半の水準。まだ断定はできませんが、しかしながら先週後半、細かくみたチャート分析においてはすでに、ブレイクする兆候も出始めています。ということで、この先のトルコリラ相場の動向としましては、最低20~21円あたりへと大きく反発する可能性が以前よりも高まってきているのではないかと思われます。
 
 メキシコペソ相場が、ガンガン来ています。先週末は1ペソ=6.07円。年初来高値を更新しました。今年、メキシコペソはとても高金利なので(レバレッジ1倍でもスワップ利回り10%近く)、買った後、スワップ目的でほったらかしで寝かせている読者の方も多いのですが、スワップ収益+値上がり収益が、ダブルで儲かっている状態ですね。儲かっているのは大変喜ばしいことですが、今年5.5円以下に下落して、割安で買えるチャンスが6月頃しかなく、その後は、一時的な下落はありましたが、ゆっくり腰を据えて買える時期がほとんどありませんでした。世界の投資家のメキシコペソ人気が高まっているため、大きく下がる局面が乏しかったわけですが、もっとたくさん買いたかったのに残念だという読者の方が多いかもしれません。
 
 一方、南アフリカランドは8月に最大で1ランド=7.1円あたりまで急落して、ブログでもプッシュさせていただきましたので、割安な水準で買えたという読者の方も多いでしょう。先週は早くも8円の大台を回復しましたので、この夏の急落チャンスで買えた方は、本当におめでとうございます!(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)