米連邦公開市場委員会(FOMC)は26日、FF金利の誘導目標を1.75-2.00%から2.00-2.25%に引上げた。利上げは織り込み済みであったが、声明文から「金融政策は依然として『緩和的』である」との文言を削除した事が話題になった。一部の参加者はこれを、利上げサイクルが終了に近付きつつあるというFOMCからのハト派的なシグナルと受け止めた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はFOMC後の会見で「この修正は政策の進路の何らかの変更を示唆するものではない」と述べてこうした見方を否定。単に金融政策が想定通りに推移している事を示しているだけだと強調した。また、FOMCはドット・プロット(金利予測分布図)でも、今年中にもう1回と来年中に3回の追加利上げ見通しを維持しており、金融政策の進路に変更がない事を明確に示している。これらを踏まえると、今回の文言削除が市場に与える影響は限られよう。ドル/円は113円台前半の上値の重さが鮮明化しており、この水準では戻り売りが出やすいと見られるが、FOMCの利上げ路線に変更がない以上、下値も限定的だろう。当面は112円台を中心にもみ合いながら次の手掛りを模索する事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)