昨日発表された南ア8月消費者物価指数は前年比+4.9%となり、予想外に減速(前回+5.1%、予想+5.2%)した。ただ、このインフレ鈍化を受けて南アフリカランドは上昇した。南アフリカ中銀(SARB)が、インフレ抑制を重視するあまり利上げに踏み切り、景気を失速させてしまうリスクが低下したと受け止められたようだ。市場では、それほどまでに景気減速に対する懸念が根強いという事だろう。

 そうした中、本日はSARBが政策金利発表を行う。昨日のインフレ鈍化に加え、足元でランド安が一服している事から考えても、政策金利は6.50%に据置かれる公算が大きい。予想通りに政策金利据置きとなれば、関心はクガニャゴ総裁の会見に集まるだろう。昨日のランドの反応を見る限り、総裁が景気配慮型のハト派スタンスを示せばランドの支援材料になりそうだ。ただ、前回引き下げた成長率見通しをさらに引き下げるような事があれば、ランド売り材料になる可能性もある。いずれにしても、カギを握るのは総裁会見の内容という事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)