年に1度の投資信託(投信)の大規模なイベント「投信EXPO2018」が9月15日、東京・六本木の東京ミッドタウンで開催された。主催は、投信評価機関のモーニングスター、SBI証券が協力し、運用会社等41社が協賛した。事前申し込みで約4000名が申込み、過去最高の来場者が期待されている。当日は、あいにくの雨となったが、10時にスタートした最初のパネルディスカッションでは会場で立ち見が出るほどの盛況。その後も満席でのセミナーが続いた。開催は、当日16:30まで。
 
 リーマン・ショックからちょうど10年目の節目にあたる開催となったこともあって、セミナーで語られるテーマは、「長期・分散・積立」を中心としたリスク管理を重視した運用。過去30年以上にわたって続いてきた金利低下の時代が転換し、ゼロまで低下した金利が上向き始めるタイミングを迎えている難しい投資の局面になってきた。会場に訪れた参加者は、セミナーでも時おりメモを取りながら聴講し、運用会社のブースを熱心に見て回っていた。
 
 会場では、運用会社が各ブースで配っているノベルティや商品パンフレットなどが入った手提げ袋を、いくつも抱えている人が目立った。個人消費者が大勢参加する電器メーカーの祭典であるCEATECや東京ゲームショウなどでみられる光景を彷彿とさせる。かつては、投資セミナーの来場者は高齢層・男性が中心だったが、「投信EXPO2018」の来場者の年齢は幅広く、女性の来場者も少なくない。イベントの大テーマでもある「人生100年時代」を迎え、資産形成や資産運用について、広く多くの人々が家電やゲームなどと同様に当たり前に考えるようになったことが感じられた。