北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡る米国とカナダの2国間協議が、本日ワシントンで再開される。先に米国との間で合意したメキシコも含めた3カ国協定の存続に向けて、米加間で妥協点を見出せるかがポイントとなっている。先週の協議では乳製品などの農業分野と貿易紛争解決制度が協議のネックになった模様。

 なお、カナダのフリーランド外相は「どんな取引でもいいわけではない。悪い取引ならばしない方がましだ」との姿勢を維持しつつも、3カ国での妥結は「絶対に可能だ」との見通しを示している。

 NAFTA再交渉を巡る不透明感がカナダドルの重しとなっていただけに、もし合意が成立すればカナダドル/円は大幅に上昇する事になるだろう。もちろん、ここまで難航が続いてきた交渉が本日の協議ですんなり妥結に向かう事はないのかもしれない。それでも、合意に向けた前向きな姿勢が両国から見られる限り、早期妥結への期待は残るだろう。逆に言えば、米国側の強硬姿勢などから早期妥結への期待が萎めばカナダドル売りは避けられないという状況でもある。大詰めを迎えつつある米加間の協議の行方が注目されるところだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)