昨日のドル/円は、110円台後半で下げ渋ると111円台前半へと小高く推移。もっとも、ユーロやポンドに買いが集まり、ドルと円がいずれも売られたため値幅は出にくく、方向感も乏しかった。本日も、決め手を欠く展開が続く可能性がある。最大の注目イベントは、米加間の北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡る協議だろう。カナダのフリーランド外相は「妥結可能」との見通しを示しており、仮に合意が成立すればリスク選好ムードが広がりそうだ。
 そうなると、ドル/円は小幅に上昇が見込めるが、対カナダドルを中心にドルも売られやすくなるため、上値は限られるだろう。反対に合意見送りとなってもドル/円の下値は堅そうだ。いずれにしても、通商問題はドル/円の決定打となりにくいテーマと言えるだろう。
本日の予想レンジ:110.600-111.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)