予想通り、豪ドル安(円高)が進行。あのトランプ相場と呼ばれた円安が始まる前の2016年11月以来となる、1豪ドル=78円台です。豪ドル円は先月までの過去半年くらいは、非常に安定したレンジ相場(およそ80~84円台)が続いていました。しかし、ブログでは、チャート分析における異変を察知し、先月末「豪ドル重要局面入りか。レンジ相場終了には要注意」と題して「今回もまた80円で底打ちするものだと決めつけるのは危険」、「比較的しっかりした豪ドル安に発展するおそれもあり」などと予想。具体的な戦略面でも「警戒を要する局面と考えられ、たとえば、豪ドル円がレンジ相場だと決め打ちしてFX自動売買を過剰に設定している場合は、一部撤退する(設定を間引く)」などと対処法をアドバイスさせていただきました。
 
 そして、先週は、80円を回復した場面では「この80円台~81円あたりが豪ドル高を阻む、強めの抑制帯になる」、「第一メド79円で止まれば良いですが、現状やはりさらなる下落、具体的には78円から77円へとずるずる豪ドル安(円高)が進むことを警戒したい」などと、ハッキリと豪ドル安になることを予想し、警戒態勢をとってきました。結果は、完全に予想通り。先週木曜までは80円台をキープして、平穏な相場状況のように錯覚された方もおられるかと思いますが、週末に、ずるずると豪ドル安(円高)が進み、1豪ドル=78円台まで来ています。豪ドル円が78円台を記録するのは、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利して「トランプ相場」とも呼ばれた大きな円安が発生する前の2016年11月以来、約1年10カ月ぶりの出来事です。今後につきましては、この78円台で止まる可能性もありますが、最大77円台(細かく言うと77円台後半)へと下落が進行するシナリオを引き続き警戒したいです。
 
 トルコリラ相場について。完全に下げ止まったようです。ブログでは、8月の大暴落(最安値15円台)の後、二番底を打って、反発に向かうシナリオを掲げてきました。先月末に16円台に再度下落して、今月はずっと16円台でほぼ横ばいでしたが、先週末、久しぶりに17円台まで上がってきました。まだ小さな反発をしているだけですので、楽観はできませんが、この先は18円台に壁があり、その水準を上方に突破することができれば、二番底を打って、今回の暴落・大波乱の相場から脱け出すことになります。今の水準からまだ距離がありますので、もうしばらく時間がかかりそうです。
 
 メキシコペソは先週末は1ペソ=5.74円。先日の大暴騰(6月安値約5.27円→8月高値6.04円)のあと少し調整が入っていますが、あれほどの大暴騰の後の調整としてはまだ不十分かなとの見方です。先週、5.6円台に突入した場面がありましたが一時的でしたので、今週も引き続き、5.6~5.5円へと比較的しっかりした調整が入ることを期待したいです。
 
 最後に米ドル円。先週末は1ドル=111円を回復しました。チャート分析の一部に、円高を示唆するシグナルも出始めていますので、ちょっと警戒したい局面と考えられます。まだ粘るかもしれませんが、この秋は、円高トレンドに入る可能性が考えられ、その前提においては、具体的には最低でも1ドル=108円台へと円高が進むことが想定されます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)