本日は、カナダ中銀(BOC)が政策金利発表を行う。政策金利は7月の前回会合で1.50%に引上げられたばかりとあって、今回は据え置きが確実視されている。7月声明では「貿易措置への企業や消費者の対応を監視する」と追記して北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉など、通商摩擦問題の行方を注視する姿勢を示した。一方で、7月の利上げ後に発表されたインフレ率(総合)は、6月分が+2.5%、7月分はBOCのターゲットの上限である+3.0%に達しており、インフレ抑制の観点からは追加利上げが正当化される状況にある。

 こうした中、今回の声明では、BOCが通商問題とインフレのどちらに重心を置いているかが注目される。本日から始まる米国とのNAFTA再交渉の協議再開も睨んで、通商問題への懸念が強ければ声明は慎重なトーンになる公算が大きい。一方、インフレ抑制に主眼を置けば、近い将来の追加利上げの必要性に触れない訳にはいかないだろう。本日のカナダドル/円相場は、BOC声明に左右される事になりそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)