ポンドが弱含んでいる。昨日は、英紙が「20人の与党・保守党議員がメイ首相の欧州連合(EU)離脱=Brexit計画に反対する運動を支持」と報じた事が下落のきっかけとなった。ジョンソン前英外相もこの日、メイ首相のBrexitを巡る戦略について、英国にとって「大惨事」になると批判した。

 英国では、夏季休会中だった議会が本日から再開する。与野党ともに月末の党大会に向けて議論が活発化するシーズンに入る。昨年も保守党大会での演説を契機にメイ首相への批判が高まった。来年3月のBrexitまであと7カ月を切っており、この段階でメイ首相の交代論が高まれば、「(EUとの)合意なき離脱」への不安が広がる可能性もある。

 また、本日はカーニー英中銀(BOE)総裁が英議会で証言を行う。今後の利上げペースや金融政策運営へのBrexitの影響などに関する発言が注目されよう。9月に入り、英国には「政治の秋」が到来する事になる。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)