31日のドル/円は下げ渋った。欧州市場では株安を背景に110.60円台まで弱含んで23日以来の安値を付けたが、NY市場に入ると111.10円台まで反発。通商問題への懸念がくすぶる中でドルが買われた流れに沿った動きであり、ドルと円が同じ「安全通貨」なら金利が高いドルに資金が向かうのは自然な流れと言えるだろう。
 今週は5日に米国とカナダの間で北米自由貿易協定(NAFTA)に関する協議が再開するほか、6日には米国の対中関税第3弾に関するパブリックコメント募集期間が終了する。通商問題への懸念がドルを支える流れが続きやすい地合いとなりそうだ。また、週末には黒田日銀総裁が新聞紙上で、長期間にわたり利上げする考えはないと表明した。本日はその黒田総裁が講演を行う予定であり、発言内容に注目が集まっている。
 本日の予想レンジ:110.600-111.600円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)