8月のユーロ/ドル相場は1.170ドル目前でスタートしたが15日には1.130ドル付近まで下落。ところが、そこから急速に切り返して、本日は再び1.170ドルに迫るという、1カ月がかりの壮大な「往って来い」を演じている。

 月足が陽転するかどうかの水準まで盛り返しており、仮に陽転して8月を終えれば月足は長い下ヒゲを伸ばした陽線引けとなる。そうなれば1.15ドル以下の下値の堅さを誇示する形で9月の反発機運を醸成しそうだ。ユーロ/ドルの1.170ドルは中期的な視点からも重要なポイントであり、この水準の攻防は月末の相場展開の大きな注目点のひとつだろう。

 ユーロ圏金融機関の投資残高が取り沙汰されるトルコの金融市場動向や、移民問題と財政問題を絡めて欧州連合(EU)への圧力を高めるイタリア・ポピュリズム政権の動きなどに注意を払いつつ1.170ドルの攻防を見極めたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)