チームスピリット <4397> (東マ)は、8月22日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「すべての人を、創造する人に。」というミッションのもと、SaaS (Software as a Service)と呼ばれるクラウド上のサービスを通して、働く人と企業の働き方改革を推進する顧客サービスを事業展開している。
 
 同社では、企業向けに勤怠管理、就業管理、工数管理、経費精算、稟議、カレンダー、SNS等の従業員が日々利用するアプリケーションをまとめた「TeamSpirit」やユーザー企業を有償で支援するプロフェッショナルサービスを提供している。
 
 2018年8月期第3四半期業績実績は、売上高8億8600万円、営業利益7200万円、経常利益7200万円、純利益4900万円に着地。積極的な開発投資を実施しながら損益分岐点を突破している。
 
 18年8月期業績予想は、売上高12億1900万円(前期比57.8%増)、営業損益5600万円の黒字(同1億0200万円の赤字)、経常利益3500万円(同9600万円の赤字)、純利益1400万円(同9700万円の赤字)を見込む。上場で調達した資金は社員の採用や広告宣伝費などに充てる計画で、年間配当は、無配を予定している。
 
 株価は、上場初日の8月22日に公開価格1200円の2倍に相当する2417円で初値をつけ、同日高値2437円と買われた後、同日1917円ストップ安で引けた。23日も売り先行で始まり165円安の1752円と下げてモミ合っている。米セールスフォース・ドットコムと資本業務提携を結び、働き方改革の特需を享受し、18年8月期営業黒字化していることから高人気となったが、換金売りに押されている。国内SaaS市場は持続的な成長が見込まれているうえ、国内ビジネスツールは拡大余地が大きく、19年8月期は大幅続伸が観測されており、10月下旬に予定される本決算の発表は注目される。目先は需給が改善され、どこで下値を固めるかじっくり見極めるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)