トルコや中国情勢をめぐる悲観的な見方がひとまず後退する中、今後のカナダドル相場の方向性を占う上で本日のカナダ7月消費者物価指数が注目されている。

 前回6月消費者物価指数は前年比+2.5%となり、2012年2月以来の高い伸びを記録。その前に追加利上げに踏み切ったカナダ中銀の判断を正当化する結果となった。

 今回の7月分も前年比+2.5%で高止まりする見込みとなっているが、さらに上ブレするようだと、カナダ中銀のインフレ目標(1-3%)の上限に接近する事になる。仮に下ブレしてもインフレ目標の中央値を下回る公算は小さい。

 新興国情勢や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の行方などに不透明感は残るものの、足元で25%前後にとどまる9月利上げの織り込み度合い(市場は10月利上げを有力視している模様)を高められれば、カナダドル/円も上昇する事になりそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)