昨日のドル/円は110円台へと反落。トルコ不安一服で市場センチメントが改善した前日の流れは早くも反転した格好で、中国・上海株の大幅続落やオショア人民元の年初来安値更新などから、中国経済の先行きに不安が広がった。市場は「トルコ・ショック」以上に「チャイナ・ショック」に対する警戒を強めている模様。
 一方で、米国景気は堅調を維持している。昨日発表された7月小売売上高は予想以上に増加しており、米経済の根幹をなす個人消費の力強さを改めて示した。新興国不安が市場センチメントを圧迫する形で円高が進みやすい反面、米国経済への信頼度が増す中にあってドル高が失速する公算は小さいだろう。ドル/円は円高とドル高の綱引きで方向感を見出しにくい展開が続きそうだ。
本日の予想レンジ:110.100-111.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)