ハノイ市は2008年8月1日に市域を以前の3.6倍の約3300km2に拡大し、人口は340万人から約8割増の620万人となった。市域拡大から10年が経過し、経済発展と共に都市住宅に関する新たな需要が生じており、「小さなメトロポリス」のような複数の現代的な都市区が出現している。

  ハノイ市人民委員会はこの10年で、上下水道や公共照明、排水処理、公園などのインフラ整備計画を実施。特に交通インフラでは、市中心部と郊外を結ぶタンロン大通りやニャッタン橋、ボーグエンザップ通り、高架鉄道などの整備と共に、幹線道路の改良や拡幅工事を進めた。

  市建設局によると、ホン川(紅河)左岸から北側の地域の数十万haの土地で、700件を超える不動産案件が認可されており、かつてないほどの不動産投資の大きなブームが起き始めている。市は2020年までの住宅開発の目標として、商業住宅の総面積は2041万8000m2に、社会住宅は622万0861m2にすることを掲げる。

  ハノイ市都市開発計画協会のダオ・ゴック・ギエム博士は、以前のハノイ市は単独の中核都市にすぎなかったが、今では5つの衛星都市を持つ中核都市になったとの見方を示している。(情報提供:VERAC)