ドル円は値幅も出ず小動き。ドルに対してポンドが売られた影響で、ドル円でも円売りが優勢に。111円52銭までドル高が進んだが勢いもなく、111円30-40銭で取引を終える。ユーロドルでもドル買いの流れが続き、欧州市場で一時1.1530までユーロ安が進む。NY市場では1.1537前後が底値だったが、再び1.15割れをテストする雰囲気に。ポンドドルではフォックス英貿易相が国内紙とのインタビューで、英国が無秩序にEU離脱に向かっていると述べたことで、1.2920まで売られ、約11ヶ月ぶりの安値を付ける。株式市場は3主要指数が揃って続伸。バークシャー・ハサウェイの好決算を好感し、金融セクターなどが買われる。ダウは39ドル上昇し、2万5500ドル台を回復。金は反落し、原油は反発。


ドル/円111.34 ~ 111.52

ユーロ/ドル1.1537 ~ 1.1571

ユーロ/円  128.63~ 128.88

NYダウ  +39.60 → 25,502.18ドル

GOLD  -5.50 →1,217.70ドル 

WTI  +0.52  →69.01ドル 

米10年国債 -0.009→ 2.939%

 
本日の注目イベント

豪  RBA、キャッシュターゲット
中  中国 7月外貨準備高
独  独6月貿易収支
独  独6月鉱工業生産
米  6月消費者信用残高
米  企業決算 → ディズニー


 連日この欄には、トランプ大統領の名前が出てきます。今や、「カラスの鳴かない日はあっても、トランプ大統領の名前の出ない日はない」という状況です。本日も、まずはそこからです。

 トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長による2度目の米朝首脳会談が開催される可能性が高いと、米CNNのウィル・レプリー氏がツイートしたとブルームバーグは伝えています。可能性は十分あると思います。前回の首脳会談では具体的な成果がなかったと言われ、米政権内からも批判の声が上がっています。トランプ氏とすれば、次回は単なるセレモニーに終わらせるのではなく、非核化への明確な道筋を確認したいという意向があります。

 一方でトランプ氏は昨日、イラン核合意からの離脱に伴い対イラン制裁の一部を再開する大統領令に署名しました。この署名によって再開されるのは、イランによるドル紙幣購入や金などの貴金属取引、工業用金属の売買に関する制裁です。これに対してイランのロウハニ大統領は6日のテレビ演説で、米国が「誠実」な態度を示すならイランは交渉の可能性を排除しないと述べながらも、「制裁を科しておきながら、交渉を進めるということに何の意味があるのか」と発言し、さらに「相手にナイフを突きたてながら、『交渉しよう、話し合おう』と言うようなものだ。それに対する回答は、まずナイフを突き出すのをやめて、ポケットにしまえということになる」と述べています。(ブルームバーグ)

 ドル円は上値が重いと思われる割には、大きく下げません。昨日の朝方も111円20銭前後までは売られましたが、そこからゆっくりと切り返してNY市場では111円台半ばまで反発しています。正直なところ、明確な方向性は見当たらないといった状況です。米長期金利も、2度目の3%台を記録したあとは、緩やかに低下しており、3%台定着は次回へ繰り越されています。このように考えると、今週は重要イベントがないこともあり、111円台での推移に終始しそうな雰囲気です。このような時は、「休むも相場」と割り切り、無理をせず相場を眺めるというスタンスでいいのでしょう。5銭、10銭を狙いに行って、30銭やられたのでは意味がありません。

 本日の予想レンジは111円~111円70銭程度にしたいと思いますが、相場の主役は引き続きトランプ大統領です。 (執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)