昨日のドル/円は底堅く推移し、小幅高で取引を終えた。米中貿易戦争への懸念がくすぶる中、全般的にドルが強含んだ流れに沿った。もっとも111円台半ばで伸び悩むなど、「下値も堅いが上値も重い」という展開だった。明後日から始まる日米通商協議への不透明感が重しになっている面もあるのだろう。米国側は自動車関税をちらつかせて日本から譲歩を引き出す狙いとされる。
 こうした「アメリカファースト」は、本質的にドル高政策だが、短期的にはリスク回避の円高を誘発しやすいとの見方も根強い。ドル/円の111円割れは、本邦勢を中心に買い意欲が強そうな反面、111円台後半では20日移動平均線(執筆時111.74円前後)などのテクニカルポイントが上値を抑えそうだ。
本日の予想レンジ:110.800-111.700円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)