■金を好んだ織田信長

 以前、秀吉と金について述べたことがありますが、今回は織田信長を取り上げ、信長にとっての黄金とはなんであったのか、ということを考えてみたいと思います。

 織田信長の名前が海外で記録されたのは、ルイス・フロイスの著作でした。その中で、黄金に輝く屋根やあちらこちらを金色に装飾した安土城の記録が残っています。秀吉以上にといってよいほど、信長は金を好んだようです。もちろん、戦国の武将なので、権力の象徴としての金は、自分を権威づけるためにも必要だったと考えられます。

 ただ、信長のいろいろな行動を見ると、ただ単に金を崇めて、権威づける・・・・

続きを読む