昨日のドル/円は112円台に定着できずに小反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)後には、111.30円台まで下落する場面もあった。FOMCについては、声明で「経済は力強いペースで拡大」として足元の景気判断を引き上げたが、この点以外には大きな変更はなかった。声明発表後のドルは、米中貿易戦争への懸念が増した事もあって、一時出尽くし売りに押される格好となった。なお、米中貿易戦争については「米政府が2000億ドルの中国製品への輸入関税を当初の10%から25%に引き上げる計画を今日にも発表する」との観測報道もある。
 そうした中、本日のドル/円は、112円台にかけて上値の重い展開となりそうだ。一方で、昨日は米10年債利回りが3%の大台を回復して5月下旬以来の水準に上昇した。日銀が長期金利の小幅上昇を容認したとはいえ、日米金利差が縮小する公算は小さい。ドル/円は下値も堅そうで111円台前半はサポートされよう。
本日の予想レンジ:111.100-112.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)