本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目イベントだ。日銀は昨日の金融政策決定会合で「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を発表して、市場にくすぶっていた出口観測を一蹴した。対するFOMCは、今回の利上げは見送りつつも、利上げ継続の方針を示すと見られる。このため、市場の関心が日米中銀の政策スタンス格差に向かうようなら、ドル高・円安が進みやすくなりそうだ。

 前回のFOMC後に発表された米主要経済指標に良好な結果が目立つ事から、市場が8割方織り込んでいる9月利上げへの期待を冷ましにくる事はまずないだろう。もしFOMCが弱気化する理由があるとすれば、貿易摩擦しか考えられないが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で「予想不可能」として判断を下さなかった貿易問題に、今回の声明で踏み込む可能性は低そうだ。

 今回のFOMC声明はポジティブなトーンになる公算が大きいと考えられる。なお、FOMCの前に発表される米7月ADP全国雇用者数や米7月ISM製造業景況指数が良好なら、米国景気への明るい見方をさらに強める材料となり、ドル高が進みやすくなるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)