プロパティデータバンク <4389> (東マ)は18年6月27日東証マザーズに新規上場した。不動産の運用管理に関するクラウドサービス「@プロパティ」を主力とする「BtoBの不動産テック企業」である。19年3月期増収増益予想である。株価は乱高下の展開だが、IPO人気が一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。
 
■不動産管理クラウドサービス「@プロパティ」が主力
 
 00年10月清水建設 <1803> の社内事業家公募制度を活用して設立し、18年6月27日東証マザーズに新規上場した。不動産の運用管理に関する統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」を主力とする「BtoBの不動産テック企業」である。企業の不動産・施設等の資産管理業務の効率化を支援する。
 
 18年3月期末の契約社数は約260社、登録建物データは約4万棟である。REIT・ファンドを含めて市場拡大余地が大きく、ビルメンテナンスの基幹業務に対応したビルメンテナンス・エディションを19年3月期から本格展開する。
 
■19年3月期増収増益予想
 
 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比22.3%増の15億16百万円、営業利益が3.5%増の2億45百万円、経常利益が4.4%増の2億46百万円、純利益が11.4%増の1億62百万円としている。
 
 人員の増加、外注費の増加、ビルメンテナンス会社向け機能の開発投資に伴う減価償却費の増加などで営業利益の伸びは小幅だが、クラウドサービス、ソリューションサービスとも順調に伸長して2桁増収予想である。収益拡大基調を期待したい。
 
■株価は落ち着きどころを探る段階
 
 株価はIPO時の6月27日高値4140円から6月29日安値2804円まで急落した。乱高下の展開だが、その後は徐々に下値を切り上げている。IPO人気が一巡して落ち着きどころを探る段階だろう。7月27日の終値は3060円、今期予想PERは約34倍、時価総額は約59億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)