26日の原油先物市場は、サウジアラビアが紅海航路を利用した全ての原油輸出を一時停止していると発表したことを受けて買われ、3日続伸した。この日朝方の原油相場は外国為替市場でドルが対ユーロで上伸したことに伴い、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことから圧迫され、もみ合いとなっていた。しかし、複数のメディア報道によると、サウジの大型石油タンカー2隻がイエメンの反政府武装組織フーシ派による攻撃を受けたことを理由に、紅海を通過してバブ・エル・マンデブ海峡を抜ける原油輸送を全面的に一時停止していると発表。この報道を受けて、中東産の原油供給が停滞するのではないかとの懸念が強まったため、午前中ごろから買いが活発化した。また、トランプ米大統領とユンケル欧州委員長は25日、「貿易戦争」回避に向けた対話の開始で合意。米中貿易戦争に対する懸念は依然くすぶっているものの、米欧間の貿易摩擦激化がエネルギー需要に悪影響を与えるのではないかとの懸念が和らいだことも、原油相場を下支えした。CL_はこの日69.59ドルで取引を終えた。

26日のスポット金市場は、対ユーロでのドル高進行に伴う割高感や米欧の貿易摩擦激化に
対する懸念後退などを背景に、反落した。この日の外国為替市場では未明からドル買い・ユーロ売りが進み、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことから、金が売られた。また、トランプ米大統領はホワイトハウスで欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長と会談し、工業製品の関税撤廃に向けて新たな貿易対話を始めることで合意。米欧による「貿易戦争」が回避されるとの見方が広がったことから、安全資産とされる金には売り圧力がかかった。XAUUSDは最終的に1222.70ドルで取引を終えた。(情報提供:東岳証券)