昨日25日から明日27日までの予定で、南アフリカ・ヨハネスブルグでは、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)・新興5カ国首脳会議が開催されている。中国からは習近平国家主席が出席しており、会議に先立ち24日には、南アフリカに対する147億ドル規模の投資を確約した。

 南ア中銀(SARB)が経済見通しを引き下げた事などから8.20円前後まで下落していたランド/円は、中国の投資確約をきっかけに8.30円台へと反発。昨日は、米欧首脳が貿易摩擦回避に向けた取り組みで合意した事などから8.40円台に続伸した。

 貿易摩擦問題については、BRICS首脳会議でも主要議題になる見込みで、議長国の南アフリカは、保護主義に反対し世界貿易機関(WTO)のルールに基づいた多国間の自由貿易の推進を訴える方針だ。BRICSの結束を示す事によって、ランドをはじめとする新興国通貨をもう一段押し上げる事ができるか、会議の行方に注目しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)