昨日のドル/円は110円台後半へと続落。一時110.60円台まで下落して9日以来の安値を付ける場面もあった。円買いのきっかけとなったのは「日銀が上場投資信託(ETF)の購入配分を見直しへ」との一部報道であった。ただし、これは、個別株の価格形成への影響を抑えるために日経平均連動型ETFの購入を減らし、TOPIX連動型を増やすという内容だ。あくまでも購入配分の見直しであり、年6兆円の購入額を減らす措置ではない。ドル/円の110.60円台への差込みは市場の「勇み足」と判断できる。
 米欧が貿易摩擦の緩和に向けた取り組みに合意した事で世界的に株高が期待される点や、明日発表の米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値への期待が高まっている点は、ドル/円にポジティブな作用をもたらしそうだ。本日のドル/円は、110円台後半で値固めを行いながら、20日移動平均線(執筆時111.44円前後)の回復を覗う展開が見込まれる。
本日の予想レンジ:110.500-111.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)