20日のドル/円は大幅続落となり、111.30円台まで弱含んだ。ドル高や利上げに対する連日のトランプ米大統領の苦言によってドル売りが活発化。日銀が金融緩和の副作用に配慮して緩和策の微調整を検討すると報じられた事で円が買われた面もあった。トランプ大統領への配慮から米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを休止する可能性は極めて低い上に、ムニューシン米財務長官が「強いドルは長期的に国益」と改めて表明している点などから、ドルの下落は続かないと見る。
 ただ、日銀緩和策微調整の報道が日本株の下落と円続伸に繋がらないか気になるところではあろう。一部の報道では、日銀は7月末の会合で長期金利目標やETF(上場投資信託)買入れ手法の柔軟化を検討するとの事だ。ドル/円は、日足一目均衡表の転換線(111.97円前後)と基準線(111.27円前後)をいずれも下抜けているだけに、株安による下値模索の動きに注意が必要だろう。
 本日の予想レンジ:110.500-112.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)