本日は、カナダ6月消費者物価指数に注目したい。市場予想は前年比+2.3%、コア前年比+1.9%(前回+2.2%、+1.9%)となっている。仮にこれらが上ブレするようだと、カナダ中銀(BOC)による追加利上げ観測が高まりそうだ。

 足元では、次回理事会(9月5日)における利上げ確率(金利デリバティブ市場の織り込み度合い)は10%未満にとどまっている。BOCのスタンスから見て、連続利上げの可能性は低いとの見方が支配的だが、BOCのインフレ目標の中央値が2%(1-3%)である事を考えれば、現状の利上げ織り込み度合いは低すぎるとも言えそうだ。

 なお、BOCは、今月11日に1.50%への政策金利引き上げを決めた上で、貿易問題については「米国との報復関税の応酬が産業や雇用の調整をやや難しくしているものの、関税が成長やインフレに与える影響は大きくない」との見方を示しており、貿易問題が追加利上げの妨げになる可能性は低いと考えられる。

(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)