本日は、英中銀(BOE)のカーニー総裁と、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、いずれも議会で証言を行う。足元で、BOEが8月に利上げを行う確率とFRBが9月に利上げする確率はいずれも80%前後(英金利デリバティブ市場と米金利先物市場の織り込み度合い)と高水準にある。仮に、どちらかの利上げ期待が後退する事になれば、為替レートは大きく振れやすくなるため、それぞれの証言の前後はポンド/ドルの値動きに注意しておきたい。

まず、カーニーBOE総裁は6月下旬に発表した金融安定報告書について英議会で証言する。なお、金融安定報告書では「ブレグジットが金融安定にとって主要な国内リスク」「ブレグジットを除いた国内リスクは基準の範囲内」「新興国市場、中国の負債、米のレバレッジ、伊政局などが世界経済のリスク」「英の金融機関は、ハードブレグジットも乗り越えられる」などとする見解が示された。

次に、パウエルFRB議長は米議会で「経済と金融政策」について証言する。先週のラジオ番組では「米経済は非常に良好」との認識を示しつつも、「通商政策変更による経済への影響を巡る懸念の高まりを耳にしている」との警戒感も示していた。

あまり予断を持つべき局面ではなさそうだが、どちらかと言えば、発言が一環しない傾向が見られるカーニーBOE総裁の証言を警戒したいところだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)