昨日のドル/円は、約半年ぶりに112円台を回復。米中貿易戦争への懸念から世界的に株価が下落する中、米長期金利も低下したが、ドル買いの流れは止まらなかった。ドルは、円と並び安全通貨とされるスイスフランに対しても上昇しており、為替相場は、まさに「ドル一強」の様相となっている。貿易戦争は、米国よりも経済面で見劣りする貿易相手国のほうに悪影響が及びやすいとの見方に基づいているのかもしれない。
 ドル/円は、5月高値を上抜けた事で、チャート面からは1月に付けた年初来高値113.39円前後まで上値余地が広がった。ただ、「ドルが最強の安全通貨」という評価に違和感を持つ市場参加者も少なくないようで、ドル高の持続性を裏付けるデータが欲しいところだろう。そうした中、本日は米6月消費者物価指数(21:30)に注目したい。なお、市場予想は前月比+0.2%、前年比+2.9%と堅調な伸びが見込まれており、コア前年比でも+2.3%に加速すると見られている。
本日の予想レンジ:111.300-112.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)