昨日のドル/円は高値更新を目前に失速。世界的に株価が上昇する中、一時111.35円前後まで上値を伸ばし、5月に付けた直近高値(111.40円前後)に迫ったが、NYクローズ間際に失速した。「米当局が2000億ドル相当の対中関税リストを公表の方向」との報道が急反落のきっかけとなり、本日オープン後には110.80円前後まで下落した。
 なお、その後、米通商代表部(USTR)は対中関税リストを発表した上で「米国は中国と交渉する用意がある」との見解を示しており、追加関税の発動は今後の米中間の協議に委ねられる事になる。そのため、ドル/円が急激に下落する展開にはならないと見るが、米中貿易戦争をめぐる不透明感が増した格好につき、アジア株への影響なども気になるところだろう。そうした中では、ドル/円の上値は限られそうだ。
 本日の予想レンジ:110.300-111.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)