昨日、就任宣誓を行いトルコ大統領として2期目に入ったエルドアン氏が閣僚名簿を発表するとトルコリラ相場に下落圧力がかかった。足元で、利上げを主導するなどして市場の信認が厚かったシムシェキ氏(副首相)が閣外に去った事と、経済の司令塔である財務相のポストに大統領の娘婿であるアルバイラク氏を起用した事に、市場はネガティブな反応を示した。また、中央銀行総裁の任期を5年とする規定を撤廃した事も、中銀の独立性を毀損するとの懸念に繋がった。

 トルコリラ/円は23.10円台でひとまず下げ止まり、本日は23.80円台まで反発しているが、エルドアン大統領の独裁的な政権運営への懸念がくすぶる中では、戻り余地は小さいと見られる。再度の反落リスクを警戒しておくべきであろう。なお、本日のトルコ株式市場は主要指数が1%超下落して取引が始まっている。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)