ログリー <6579> (東マ)は、6月20日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、インターネット広告をユーザーの閲覧状況などに応じて配信する「アドネットワーク」のサービスを手掛ける。ネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」により、ネイティブ広告配信サービスを提供している。「logly lift」の提供で蓄積してきたデータベースを基盤に開発した、ユーザーの「再訪」にフォーカスした分析ツールを提供している。
 
 今2019年3月期は、「広告がクリックされる回数が上昇し、媒体社に支払う分配額(広告主から頂く収益から分配された金額)が増え、結果として同社の広告枠の在庫が増え、インプレッション数が増加し、その収益を基としたシステム投資により、クリックされやすくなるための広告配信システム改修につながっていく」という好循環が継続すると予想している。そのため、前期から引き続き、広告枠の在庫が増え、インプレッション数が前年同期比21.9%増となり、広告クリック数が同46.4%増になると見込んでいる。
 
 今19年3月期第2四半期業績予想は、売上高9億5700万円(前年同期比31.8%増)、営業利益7900万円(同198.2%増)、経常利益6200万円(同145.2%増)、純利益3900万円(同5.7%増)を見込む。
 
 今19年3月期業績予想は、売上高20億2600万円(前期比26.2%増)、営業利益1億8000万円(同43.5%増)、経常利益1億6200万円(同31.4%増)、純利益1億1500万円(同10.5%増)を見込む。上場で調達した資金は、エンジニアを中心とした人材確保とシステムの強化に充てる計画で、年間配当は、無配を予定している。
 
 株価は、上場2日目の6月21日に公開価格1860円の2.49倍相当の4635円で初値をつけ、同日高値4695円と買い進まれた後、7月5日安値3285円と売られモミ合っている。ログリー独自の言語解析技術、先行するネイティブ広告配信実績、多彩な配信技術、分析ツール等を総合的に提供することにより、他社には真似の出来ないユーザーエクスペリアンスを実現するインターネット広告配信を提供していることから高人気となったが、換金売りに押されている。より高度化されたネイティブ広告配信技術の開発・提供、ネイティブ広告による動画広告配信サービスの開発・提供、各種言語モジュールの開発による海外展開の拡大による成長が見込まれており、8月9日の第1四半期決算を前に下値を固めてくれば、リバウンド狙いで買い妙味が膨らみそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)