アールシーコア <7837> (JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期は大幅営業増益・連続増配予想である。収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。なお7月27日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月には東京都昭島市に新展示場「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点で、呼称を新たにする単独展示場「LOGWAY」第1号である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。
 
 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。なお18年5月に、三菱UFJ銀行をアレンジャーとする総額20億円のコミットメントライン契約を締結した。
 
 中期経営計画(18年3月期~20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■19年3月期大幅営業増益・連続増配予想
 
 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円で、契約棟数は20.7%増の1300棟、契約高(受注高)は32.6%増の180億円としている。
 
 重点施策として、商品の整理と各シリーズを擬人化した愛称の導入、顧客とのマッチングの強化、18年4月オープンした新展示場「LOGWAY BESS多摩」の早期収益貢献のための営業・施工体制強化、販社との方針・施策共有の強化、工期短縮への継続取り組みなどを推進する。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。
 
 配当予想は18年3月期比2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価はモミ合い煮詰まり感
 
 株価は戻り高値圏の1200円~1250円近辺でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。地合い悪化の影響は限定的のようだ。
 
 7月5日の終値1220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS90円36銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約55億円である。
 
 週足チャートで見ると1200円近辺が下値支持線だ。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)