メキシコペソ相場は、1日に行われた大統領選挙で大方の予想どおりに反米派のロペスオブラドール氏が勝利すると不安定化する場面もあったが、昨日は新政権への不安が和らぎ大きく上昇した。

 ロペスオブラドール次期大統領はトランプ米大統領から電話があった事を明かし、今後も対話を続ける方針で一致したという。また、次期財務相に指名されたウルスア氏は、財政規律および中銀の独立性を尊重すると明言。これらを受けて、メキシコペソ/円は一時5.68円前後へ上昇して約2カ月ぶりの高値を付けた。

 市場では、ロペスオブラドール氏が掲げる反米・反トランプ路線やバラマキ政策に対して不安が先行していただけに、足元のペソ相場はその反動による一段高を視野に入れるべきかもしれない。

 バラマキ政策の財源問題などで中長期的な不安があるのはもちろんだが、実際に政権が発足するのは12月であり、現段階では不安よりも期待が先行しやすいと考えられる。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)