昨日のドル/円は一進一退の展開。一時、約1カ月半ぶりに111円台を回復するも、アジア株の下落などを背景に110.60円台へと反落。それでも、米6月ISM製造業景況指数が強く、米国株が堅調に推移すると110.90円台に値を戻すなど下値の堅さも光った。肝心の米経済が強いため、ドルが売り込まれる展開にはなりにくいのだろう。なお、昨日の6月ISM製造業景況指数は60.2に上昇して、2月に記録した2004年5月以来の高水準である60.8に迫った。
 昨日も大きく下落した上海株を中心に、アジア株の動向には本日も一定の警戒が必要だろう。ただ、独メルケル政権の存続が決定的となったほか、対立激化が懸念されていたメキシコ新大統領とトランプ米大統領が対話の継続で合意するなど、欧米市場には「リスク・オン」の芽も出はじめた。本日のNY市場は、明日の米独立記念日を前に半休暇モード(株式と債券市場は短縮取引)となるため、ドル/円の大幅高は期待しづらいが、底堅さは維持する公算が大きい。
本日の予想レンジ:110.400-111.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)