昨日のドル/円は、トランプ米政権が中国の対米投資制限について最も厳しい措置を取らないとの方針を示した事から一時110.40円台まで上昇した。ただ、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、「トランプ大統領は中国への姿勢を緩めていない」と説明しており、米中貿易戦争をめぐる状況が著しく改善した訳ではなさそうだ。一時24560ドル台まで上昇していたNYダウ平均がクドロー米NEC委員長の発言を受けて24110ドル台に反落するなど、通商問題は引き続き市場における最大の懸念材料となっている。
 ドル/円は、対欧州通貨や対オセアニア通貨へのドル高の影響もあって110円台前半で底堅く推移しているが、市場センチメントが改善しない中では上値も限られそうだ。もし、110円台半ばを超えて月初来高値(110.90円前後)に接近すれば戻り売りが強まる事が予想される。
本日の予想レンジ:109.700-110.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)