人民元/円相場が軟調に推移している。足元の下落のきっかけは、中国人民銀行(中央銀行)が24日に市中銀行の預金準備率を0.50%引き下げた事だ。景気減速への懸念がくすぶる中、中小企業への融資拡大を促すために総額7000億元規模の流動性供給を拡大した。

 中国人民銀行の金融緩和に加え、米中貿易戦争エスカレートへの懸念も相まって、オフショア市場人民元の対ドル相場は本日のアジアタイムに年初来安値を更新している。そうした中、人民元/円も3カ月ぶりの安値となる16.66円前後まで下落しており、日足チャート上で変則ダブルトップのネックラインと見られる3月安値16.50円前後の下抜けを視野に入れている。もしネックラインを下抜ければ、16円の大台割れを試す動きに繋がる可能性もありそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)