日本リビング保証 <7320> (東マ)は、住宅設備保証サービスや検査補修サービスなどを展開する住宅総合アフターサービス企業である。18年6月期大幅増収増益予想である。そして19年6月期も収益拡大が期待される。株価はIPO人気が一巡して安値圏だが、徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。
■住宅総合アフターサービス企業
18年3月東証マザーズに新規上場した。住宅総合アフターサービス企業として、おうちのトータルメンテナンス事業(住宅設備保証サービス、検査補修サービス)、およびBPO事業(太陽光発電機器などの住宅設備機器メーカーが購入者に提供する延長保証サービス運営のサポート業務)を展開している。
■18年6月期大幅増収増益予想、19年6月期も収益拡大期待
18年6月期の連結業績予想(5月14日に増額修正)は、売上高が17年6月期比23.1%増の12億70百万円、営業利益が2.1倍の1億44百万円、経常利益が83.7%増の1億41百万円、純利益が25.1%増の1億12百万円としている。再生エネルギー固定価格買取制度の認定遅れなどを勘案し、BPO事業を保守的に予想していたが、取引先である住宅設備メーカーの出荷状況が堅調に推移する。
第3四半期累計は、売上高が9億11百万円、営業利益が1億10百万円、経常利益が1億06百万円、純利益が80百万円だった。おうちのトータルメンテナンス事業の受注件数が堅調に推移し、BPO事業における太陽光発電機器メーカーから受注した大口案件も寄与した。通期予想に対する進捗率は売上高が71.7%、営業利益が76.4%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。さらに19年6月期も収益拡大が期待される。
■株価は下値切り上げ
株価はIPO人気が一巡して安値圏だが、4月安値2902円から徐々に下値を切り上げている。6月25日の終値は3315円、今期予想連結PERは約43倍、時価総額は約53億円である。出直りを期待したい。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日本リビング保証は下値切り上げ、18年6月期大幅増収増益予想で19年6月期も収益拡大期待
2018-06-26 09:32

・【編集長の視点】ワコムは3Q好決算を手掛かりに今期通期業績の再上方修正期待を高めて急反発(2018/02/09)
・【株式評論家の視点】オンコリスバイオファーマは米バイオベンチャーと資本提携と株式譲受、ビジネスチャンスは拡がる見通し(2018/02/21)
-
・グリムスは高値更新の展開、19年3月期大幅増収増益予想(2018/06/25)
・エー・ピーカンパニーはほぼ底値圏、19年3月期は営業増益で最終黒字化予想(2018/06/25)
・ロードスターキャピタルは調整一巡感、不動産投資運用が主力で18年12月期大幅増収増益予想(2018/06/25)
・グローバル・リンク・マネジメントは調整一巡感、18年12月期大幅増収増益・増配予想(2018/06/25)
・アズ企画設計は不動産販売事業を展開、19年2月期営業・経常増益予想(2018/06/25)
関連記事