トルコでは24日に大統領選と議会選のダブル選挙が行われる。現職エルドアン大統領の再選なるかが最大の焦点だろう。中銀に対して露骨に利下げを要求するなど強権的なエルドアン氏に対する市場の評価は低い。そのため、再選となればトルコリラ売り圧力が増すと考えられる。

 なお、エルドアン氏は19日にも「投資家の活動を高めようとするなら、我々は低金利を通じてそれを実行する必要がある」と述べて、暗にトルコ中銀の先日の利上げを批判した。トルコの場合、インフレ率が12%台で高止まりしており、利上げしなければリラ安を食い止める事は難しいとの見方が一般的だ。

 大統領選に話を戻すと、どうやらエルドアン氏の優位は揺るがないようだ。ただ、過半数票を獲得できなかった場合には、7月に改めて2位の候補との決選投票が行われる事になる。もし決選投票に進めば、野党が打倒エルドアンに向けて一致共闘するとの見方もあるだけに、リラが買われる事も考えられる。ただ、その後の政情が不安定化する事は間違いないだろう。リラ売りが勝る可能性もあるため予断は許さない。

 なお、日本時間25日午前2時頃には暫定の選挙結果が発表されるとの見方もあるようだ。いずれにしても、週明け25日のトルコリラ/円相場は、オープンレートが22日のクローズレートから大きく乖離する可能性があるため注意が必要だろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)