15日のドル/円は、日銀と米連邦準備制度理事会(FRB)の政策ベクトルの違いが意識されて110.90円前後まで上昇したが111円台に届かず失速。もっともその後、米中貿易戦争への懸念から円が買われても、下値は110.30円台どまりであった。
 「金融政策のコントラスト」によるドル高・円安と「貿易戦争をめぐる懸念」の円高・ドル安。ドル/円は本日も、どちらの影響力が強いかを模索しながら方向感を探る事になりそうだ。ただ、米国による関税強化は、諸外国の対米輸出(ドル売り)を減少させる政策につき、ドル売り材料としての根拠は薄い。主要国の株価が崩れない限り、ドル/円の下値は堅いと見られ、110円台前半はサポートされそうだ。
 本日の予想レンジ:110.100-111.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)